アーキテクチャー・ラボ

   
       
 
 
   
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本能中枢劇団のつくっているもの

2015年10月08日
 

本能中枢劇団の主宰者である西島明さんの家を10年前に設計する機会があった縁で、劇団の公演を毎年欠かさず見に行っています。

毎年欠かさずというのも、この劇団、年に一度しか公演しないのです。しかも数日間のみ。さらに大きな劇場ではないので座席数は少なく競争率が高いでしょうから、こちらも必死でチケットを申し込みます。

これはクライアントだからつきあいで・・という訳ではないのです。
その理由は、本能中枢劇団のサイトhttp://honchu.netに、劇団を始めるにあたっての考えが記されているので、一部転載して説明します。

"本能中枢劇団を始めるにあたって・・・ぼくはただ、秩序だった物語には観客としても飽きているので、シーンを「物語ること」に代わる「部分」や「カケラ」のように並べ、わからなくても眠くならない舞台を作りたいと思ったのです。"

プロフィールにも似たような言い方で西島さんの作る世界を紹介しています。

"「物語ること」に代わるシーンを「物語」に対する「部分」や「カケラ」のように並べ、見る快感と解釈を要しない至福感へと観客を導いていく。"

これが僕には建築のことを言っているように思えて、その劇団の作る空気を体験するために貴重な座席を取っている訳です。

設計者の作る空間が押しつけがましく何かを主張しているとしたら、いつか「飽き」が来るでしょうし、またある空間から「解釈を要しない至福感」が得られるとしたら、それは若い人でも年寄りでも誰でもが心地よく感じられるのではないかと思うのです。

話は飛びますが、西島さんの家は2世帯住宅で、親世帯と西島世帯の間取りは全く関連もなく積み重ねられた構成となっています。構造的には全く合理的とは言えないのですが、仮に構造面から2世帯に共通するような合理性に基づいた空間を作っていたとしたら、それは強い秩序を発生させて2世帯がミックスされた感覚は薄れていたと思えます。このような空間となった一因は西島さんと話しながら作っていった結果でもあるでしょうし、1965年生まれの西島さんは同世代ですからある部分共鳴できたのかもしれません(ちなみに西島さん本人は僕と同世代とくくりましたが、似ているわけではなく地球の生まれではないような人です)。

今日は公演の最終日でなんとか席を確保できましたが、この劇団の公演を見た後は不思議な浄化感覚が得られます。
年に一度は浄化されないといけないくらいに、現在の我々のいる世界は閉塞されているのかと思うと、明日からの仕事の仕方を考えないといけませんね。

 
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お盆休みの正しい(正しくないかも)過ごし方

2015年08月17日
 

突然ですが、フェイスブックが身近で手軽になったせいで、二年以上も放っておかれたここの場所をまた使い始めようと思います。

知らない人が見たら「あらら、とんとご無沙汰ね〜」と思われるでしょうし、一応公開している場所なのだから本人の気分次第で、または「面倒だから」と勝手にやめるのも良くないだろうと思い「お盆明けから再開する!」とスタッフにも宣言した手前、なにを書こうかと悩んでいます。
考えてみると日記は8年くらい書き続けています。そしてその日記帳は10年日記を使っているので、一日に書ける分量はとても少ないので、こちらに日記代わりに書けば良いかと思い至りました。

そんな訳で、お盆の話。
お盆は毎年田舎に帰っています。今年も娘が先に行っていたので僕は数日合流して、親戚の仏壇にお線香をあげに行ったり・・・と普通のお休みなのですが、毎年必ずやらないといけないミッションを課しています。
年賀状の整理です。

もちろんお正月にはいただいた年賀状は全て拝見して、とても楽しみな時間なんですが、仕事の関係もあってか数は(ちゃんと数えてませんが)500〜600通ぐらいはいただいています。中には住所が変わったご連絡もあれば大事な事が書かれてもいます。これらを住所録に記録しておかないと来年こちらからのご連絡も差し上げられないと言うことになるので、これをお盆休みにやるというミッションです。

早くやれば良いのに!と思いますが、年賀状は仕事始めの後もパラパラといただくこともありますし、いつの間にかお正月モードが終わって走り出しているのが常なので、今ではこのお盆休みにやることが僕の楽しみにもなっています。
このたくさんいただいた年賀状をわざわざ鞄に詰め込んで(正確に言うと詰め込めないから別の袋に入れて)帰省するのです。荷物が増えるのも大変ですが、これを整理しないで持ち帰るのもさらに気が重いので、何があっても「この数日でやってやる!」という気にさせてくれるのでお盆に年賀状整理をすることにしています。

良いこともあります。
年賀状をお正月とお盆に2回も読んでいるのですから、確実に記憶に残ります。
そして早くも来年の年賀状のことを考えて少しだけワクワクもできます。

特に今年は娘も受験だというので、遊んではもらえず、姪っ子も宿題があると机に向かっているので、僕も両親からお酒を勧められても断りながら年賀状の整理を進める時間が持てました。
以上、僕のいつものお盆休みの過ごし方でした。

 
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