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勝浦の別荘

勝浦湾にほど近い丘に建つ別荘の計画である。

クライアントは、豊かな自然があり新鮮な海産物が手に入りやすく、都市から片道3時間程度で行き来できるこの地域に、月に数回、週末の余暇を楽しむ目的で別荘を計画した。

南は遠く太平洋を望むことができ、北側はなだらかな山々となっているこの敷地で、南側の日光と景色のひろがりを感じられるようにリビングダイニングや寝室、浴室を南に向けて配置している。のびやかな敷地に対応するように大きな気積を持たせたリビングダイニングは2階のベッドルームにつながり、2枚の片流れ屋根によってゆるやかに覆われた空間とした。

ロングスパンを持たせるために梁せい390mmの梁を設け、南側の壁には風圧に耐えるように偏平柱を設けている。また、この大断面の梁に直行するようにツーバイ材を登り梁として使用し、現しとすることで1階と2階の空間に一体感を持たせた。1階と2階をつなぐ階段は部屋の背景となるため、厚さ35mmのタモ集成材で踏板と蹴込みを連続させて片持ちで持たせたシンプルな構成とした。

外観は、高さの異なる2枚の片流れ屋根と妻側の外壁とあわせてアスファルトシングル葺きとして連続させ、1mほど跳ね出した庇は外壁の厚さと揃えるように構成することで筒状のボリュームを寄せ合うような印象とすることで、アプローチ側からの正面性と、南に向いた内部の構成に対応させた。

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