ひばりが丘団地のテラスハウスであった118号棟を改修したコミュニティセンター。ひばりテラス118は団地のその歴史を継承すると共に、地域の拠点となっています。
ひばりが丘団地のテラスハウスの雰囲気が感じられるようなインテリアとした。当時のスケール感や、壁の状態などを極力残した。例えば、コミュニティースペースの壁についてはシーラー塗りまでとして、既存壁の状態が感じられるように、2階の天井については建設当時の型枠の状態が見られるようになっている。サッシは基本的には既存ままの状態のため、今では珍しい引き違い窓に小窓が設置されている。外観についても既存の色調を踏襲しながらテラスハウスの雰囲気が残るようにし、近隣との調和も図れるものとした。既存の状態は躯体の劣化も多く見られたため、その補修も適宜行っている。