3方向を住宅に囲まれ前面道路の幅員が狭い敷地に対する配置計画の手がかりは目黒川の方向へ建物の開口部を開いていくことであった。4層につながる住宅をつなぐ階段を上り下りすると切り替わる視界を楽しんでもらえるよう、開放的な階段をつくることを目指すことで、1フロア1ルームに近い間取りとなった。家族構成の変化に伴ってリノべーションが可能な都市住居が完成した。
中目黒に、専用住宅を設計中です。敷地は、目黒川から一本入ったところ。目黒川の桜が見えるように、配置を考えながら基本設計を進めています。
台風が来ると言われていた日、午前中の大雨の中、工務店さんに用意してもらったテントの下で地縄を確認、そのあとクライアントと近隣の方々にご挨拶まわりを済ませ、昼食。そして午後は、なんと青空が見えるよい天気の中、キリスト教形式の起工式が行われました。地面に旧約聖書を埋め、牧師さんの導きで賛美歌を合唱し、これからの工事の安全を願って、黙祷を捧げました。
そういえば、近くの人気のレストランでランチをクライアントにご馳走になったのですが(ごちそうさまでした)、ポトフがおいしかった!これは現場に行くのが楽しくなるなあ、と感じました。
確認申請が通り、着工できるようになりました。本日は5mの鋼管杭を8本、打ち込みました。
外観模型です。地下1階、地上3階の鉄骨造の建物です。外殻は天空率により削り取られた形になっています。
地下1階の配筋検査に行ってきました。壁を配管が貫通するため前もってする作業が多いのですが、スリーブというのもその1つ。あらかじめパイプを通しておくことで、あとから配管工事がし易くなります。鉄筋から離した方がかぶり厚を確保できるので樹脂製のスリーブ固定具を鉄筋に挟んでいます。浴室排水、洗濯排水、給湯、給水、ガス、と並ぶ予定。便利な部材があるものですね。サイズは2種類ですが、径に合わせて広げることも可能。
先週に引き続き、今週は床配筋検査を行いました。特に大きな問題がなく、終了。しかし、ここのところの真夏日和で、とてもとても暑い!頭が痛くなりました。。。紫外線には注意が必要ですね。次回はコンクリート打設、しっかり準備して臨みたいと思います。
コンクリート打設に立ち会いました。朝8時からお昼までで終了。朝は曇りだったのですが、床打ちに移るころ太陽が出て、また紫外線が。。。いただいたジュースがとても冷たくて、助かりました。コンクリートにも水を撒いてもらい、水分補給をすませました。これから1ヶ月後、いよいよ鉄骨の建て方が始まります。
コンクリート壁の仕上がり具合を確認してきました。この現場では、打ち放し仕上げでいきたいので、キレイに出来ているのか心配でしたが、結果はおおむねOK。暑い陽射しの中、直射を遮るコンクリートで囲まれた空間は、涼しくもありました。
鉄骨の製品検査をするため、鉄骨工場まで行ってきました。螺旋階段が完成していてとても登りたかったのですが、横に転がされていたので、登った感じをイメージしてバク転の途中みたいな格好になったりしました。来週は、いよいよ建て方。1日で建ち上がる予定。
朝から夕方まで、建て方を見守ってきました。H鋼100mmの柱は高さの割にはスレンダーで、鉄骨造ならではのフレームが組めたと思います。余談ですが当日は残暑が厳しく、あっという間にヘルメットは汗でびしょびしょになりました。。鉄骨屋さん、お茶をどうもありがとうございました。
上棟式を行いました。現場は壁の下地となる胴縁を取付け始めています。
建方が完了したということで、役所で指定された中間検査を行いました。
サッシ枠の取付にあわせて、外壁下地の耐水石膏ボードが貼られています。
クライアントと工事現場で打ち合わせを行うことが多くなりました。図面を元にメジャーで大きさを把握して、棚や照明の位置を決めたりします。総合的に判断でき、お互いに理解しながら進められるので好都合。今回は、リビングの吹き抜けにつける照明を打ち合わせた結果、壁に掛けた絵にスポットを当てようということに。。。
現場は6方向に意識を張りつめて、更に、完成の姿をイメージして、どうフィードバックするか、が面白いです。
外壁工事が終わりました。ガルバリウム鋼板スパンドレルを使用しています。目地が細いのでスッキリした外観になりました。足場がとれるのが楽しみです。
キッチンが搬入されました。カウンターの長さは5mあるので、かなり長い!とはいっても洗面があったり、FAXコーナーがあったりするので、実際に調理に使われるのは2.7m程度ですが。。これから内装工事に入ります。残りあと1ヶ月、追い込みです。
外部にバルコニーがつきました。2層になるので床はグレーチングで開放性を持ち、手摺の縦桟は斜めに角度を振ることで外からの視線を遮りながら通風を確保しています。足場は無事に外れていましたので、外観はまた次回にでも。。
外壁が見えます。素材はガルバリウム鋼板のスパンドレルです。目地無しといって、隣り合う部材同士が突付けに近いくらい目地が見えにくい。見る方向によって一枚の大きな面にも見える。陽の光を浴びて、とてもクールです。しかし、現場には色々な作業車が来ていて、なかなか撮るのが難しい。。次回は内観の確認です。
いよいよ工事も終盤戦。写真はクロス下地のパテ処理完了の様子。3階は窓が多く、明るい空間になっています。このあと、内装仕上げ、建具取付け、塗装、照明取付け、設備取付け、外構工事が行われます。12月に入り様々な職方が出入りして、建築工事の醍醐味を肌で感じています。もう少しで完成!
中目黒、設計から2年、ようやく竣工しました。先日は、娘さんの描かれた絵を飾る位置を検討するため、引越後のお宅にお邪魔しました。1.8m角くらいの大きな油絵は、4.5mある吹抜けに面する壁に納まり、印象のある壁面になりました。Nサン、完成おめでとうございます。
竣工後の1年点検ということで(ちょっと時間が経ちましたが)お邪魔してきました。ソファが増えていて明るいリビングでコーヒーを頂きました。ありがとうございます。
それにしても、中目黒は駅前にタワーが出来たり、目黒川の先では高速の工事をしていたり、と動きが激しいエリアですね。