敷地は都内木造住宅密集地の中の、敷地形状が間口4m奥行10mの狭小地である。間口が狭く、また隣の住宅が近接し公園にも面していることでプライバシーの問題から大開口の窓も設けにくい状況である。クライアントが要望する諸室を個別に部屋を配置すると、狭く暗くなりがちになってしまうため、諸室をスキップフロアや部分的な壁、凹凸のある屋根形状で分節する事で、建物全体が立体的なワンルームとなるような空間構成とした。室同士がゆるやかにつながりつつも、それぞれの場所で落ち着いていられるような、住民相互と内外のプライバシーを確保した広がりと明るさを感じられる様に計画した。
京島に建つ住宅を計画中です。
約40㎡という狭小敷地です。
たとえば
上に視線がのびて空が見える住宅。
そんな風に、
広がりを感じられる空間を
つくっていきたいと思います。
断面形状のスケッチです。
2つ山になった屋根がおおきな特徴。
立体的なワンルームをつくることで
広がりを持たせます。
吹き抜けや天井が高い部屋は
冷気が下に集まって寒くなりがちですが、
床暖房にすることで足下から温かく、
かつ効率よく家全体を暖めることができます。
CGを用いて検討しています。
納まりの検討の時などに
CGは精度を高く、
手数を増やせるので重宝します。
クライアントとの
イメージの共有にも使えます。