外壁に単純に開口をあけるのではなく2階と3階をずらすことで、道路に対しては閉鎖的だがトップライトから空を見たりリビングから道路をのぞけたりできる。前面道路に対してプライバシーを確保しながらも、自然光が取り込める家をつくった。
敷地は長方形、一面のみ接道しています。
鉄骨と木の混構造3階建てです。
1Fを月極駐車場(鉄骨造)、2F3Fを住宅(木造)としています。
1F駐車場:
約30坪の敷地に車を5台とめます。ぎりぎりいっぱいです。道路側から放射状に駐車した5台の車の間に、柱を落とします。できるだけ軽快な足下にするため、約310mmの丸鋼の柱を6本で支えます。玄関は螺旋階段をあがって二階に設置しています。
2F、3F住居:
2Fと3Fはそれぞれシンプルな四角い箱です。それらをだるま落としの様に水平方向にずらしています。
そのずれは、2Fはトップライト、3Fは、ボトムライト(床からの自然光)となります。
周囲を建物に囲まれている条件の中での十分な採光、通風を可能にします。
先日ボーリング試験を行い、その結果杭工事が追加になりました。
ただ今見積り中です。
工務店との契約を済ませ、七夕の日に、地鎮祭が行われました。
写真は、お施主様、工務店社長、高安で
神棚をつくっている様子です。
次週より、杭工事からスタートです。
(「千駄木-I」は、7月より山田が担当となりました。)
杭工事が始まりました。
7mの鋼管杭を8本、地盤に貫入させていきます。
今週末から,基礎掘削が始まります。
基礎掘削が終わり、アンカーボルトがセットされました。
アンカーボルト付きの台座を基礎に固定しています。
このあと,鉄筋を配筋していきます。
鉄骨ができたということで、工場まで検査に行ってきました。2階の床を鉄骨丸柱で支えるので,柱梁とも大きなサイズになっています。超音波検査もOKだったので、いよいよ現場に搬入、建方が始まります。
先日、3階建ての1階部分鉄骨が組み上がりました。アンカーボルト、ホールダウン等の金物が溶接され、構造の検査が完了。この上に木の柱梁が組まれ、今週中に上棟予定。四谷鉄工所さん、お疲れさまでした。
本日、天気が少し回復したので2、3階の木造部分の建方が行われました。この住宅は、間口が広くて、手前に出っ張っている構造なので、道路から見上げると結構な迫力でした!来週は上棟式の予定です。
大安の日、上棟式が行われました。ビールとお茶で乾杯。写真は、クライアントご夫妻が大工さんや職人さんにお土産を渡している風景です。「これからもよろしくお願いします」、そんな気持ちが生まれ、グッと身が引き締まる思いでした。
外壁側の構造用合板が貼り終わりました。この住宅は、正面から見ると2階の玄関と3階の非常用進入口以外の開口部が見当たりません。まさしく壁です。では開口部は? というと、トップライトと外周部の引違窓で光を取り込むのでした。そして、一番の楽しみは3階の床を抜けてリビングに入り込む光。内装工事が楽しみです。
外壁の下地が組まれています。この時期、次の工程に至る準備が重なるため、現場はあまり進んでいないように見えても打ち合わせる項目は多岐にわたります。現場で合板や柱にディテールをスケッチ。。。なんてこともあり、思考の痕跡が現場に残っていきます。木造ならでは、かもしれませんね。
内部の構造用合板が貼られた寝室の写真です。このあと石膏ボードが貼られ、仕上がる予定。トップライトの明かりが、とても印象的に入ってきます。
外部の螺旋階段がつきました。道路側から見た写真。3階の外壁面が出ているので、なかなかの迫力。中旬から、外壁のガルバリウム鋼板が貼られます。
断熱材が入り、塗装下地のボードが貼られています。道路側からは窓がなくて閉鎖的に見えますが、内部は意外と明るいんです。それは水平ブレースを通して下から光が入ってくるからなのでした。来週からは、外壁が貼られます。
外壁のガルバリウム鋼板が貼られます。ひとまず屋上に搬入し、上から施工をはじめます。光の当たり方で黒にもシルバーにも見える色を選んでいます。
外壁のガルバリウム鋼板がほぼ貼り終わりました。現在、板金屋さんが屋根に笠木をつけているところ。綺麗に貼れたので満足の出来でした。この高さからだと、4周とも街並みが見渡せます。4つの区が近接していることもあり、様々な高さの建物が混在しているのが面白い眺めです。
塗装、クロス工事に入りました。竣工まで1ヶ月を切り、ラストスパートです。
10月26日のエントリーと見比べると、壁が仕上がってとてもキレイな空間になりました。現在、キッチンの引出しなどを現場で大工さんが作っていたり、浴室のFRP防水のトップコートを上塗りしていたり、どんどん完成に近づいていきます。
現在、建具取り付け中です。千駄木-Iは、2階と3階が断面的にずれているので、2階はトップライトから上からの光をとります。一方、3階は下から光をとります。これを「アッパーライト」と呼んでみました。アッパーライトは、道路面からの反射した光をリビングに呼び込みます。リビングからはガラス越しにアッパーライトを覗くことができますので、道路面を見ることが可能になります。
ついに、外観が現れました。つや消しのブラックが外観を引き締めています。奥がご両親の住まいということで、少し空地を取っている所から夕日が差し込んできました。
今日はクリーニングということで、現場を確認に行ってきました。これは3階の写真です。内部のガラスが反射して、室内が左右反転して映っているのが面白くて、おもわずシャッターを押しました。ガラスの外に出た業者の人を室内から見ると、なにか博物館の標本を見ているような感覚になったりするのも面白い体験でした。
限られた方をお呼びして見学会を行うことができました。雨の中、室内の写真撮影をすませました。クライアントには、長い間おつきあいいただき、ありがとうございました。また、施工の藤田工務店には、いろいろな面でお世話になりました。どうぞこれからもよろしくお願いいたします。