スパイラルなオープンロビー
大ホールを中心にぐるりとまわりながら屋上までつながる
スパイラルな空間を用意した。
目的のはっきりした部屋を、動きのあるオープンロビーで
つなげることで、今後様々に変化する流動的な活動に対応する。
エントランスやカフェ、ギャラリーやホワイエ
サブホール鑑賞席や創作ロビーなどの多様な機能を
ひとつながりの空間としてホールに巻き付ける。
体験することが芸術活動を支える
市民の芸術活動を支えるのは、多様な情報にあふれた空間を
目や耳、体で感じるという体験を提供できる場である。
歩きながら体験する。
ガラスを積層して包み込む
外壁には、メンテナンスフリーな材料としてガラスを用いる。
大きなガラスは使わずに小さなガラスを積み上げていく。
光は、寄木細工が発光したような表情に変換される。
古くもあり新しくもある外観がお堀端通りの印象を変えていく。
微細に変化する光の壁に、オープンロビーを沿わせることで
一体的で流れるような場をつくりだす。
オープンロビーが道の延長のように入り込んでいるので、
市民が気軽に利用できる施設となる。