3階建て専用住宅。
この住宅の最大の特徴は、地域の条例を活かして最大4.2mの天井高を確保したことである。
また階段を細い部材で構成することで軽さを出し、大空間の中であたかも浮いているように演出した。
基本設計の早い段階で1/50の模型を作り、クライアントさんといろんな事を模型を使いながら決めてきました。
1/50模型を作り、打合せに活用すると、頭の中での家のイメージが私達とクライアントさんの中で共有できるような気がします。 主に図面を見ながら話しは進んでいきますが、どっちがいいか!?といった選択をする時には模型を使っていろいろ試してみると意外とすんなり決まったりもします。この模型も今では貼ったり剥がしたりした跡がそこらじゅうに残ってしまっています。これからも、使う機会があるかと思うので、大事に使っていこうと思います。
本日地鎮祭を行いました。 写真はお施主さんが掛け声と共に砂を掘っているシーンです。 写真にも写っていますが、神主さん+巫女さんと、お二人でやって頂きました。 設計開始からちょうど1年が経ちました。予算の都合もあり時間がかかりましたが、時間を掛けた分お施主さんにも納得してもらう仕様と金額になったかと思っています。また、その件に関してはグローバル建設(株)のがんばりなくしては成立しなかったと思います。これからが本番ですので、気を引き締めてがんばっていこうと思います。
追伸 今日は快晴だった事もあり、ありえないぐらい汗をかきました。神主さん、巫女さんもお疲れ様でした。
地鎮祭も終わり、いよいよ工事が始まりました。最初に道路の高低差を実測して、車体の腹を擦らないように、ガレージに入るところでレベル差を計りました。写真に写っているのは、現場監督さんです。これから半年間ほどのお付き合いですが、いろいろと宜しくお願いします。
基礎の鉄筋を組み終わって、検査をしているところです。鉄骨造3階建てでありながら、通常の住宅の高さ4〜5階建て相当の建物なので、基礎もその分ごっついものになっています。
地中梁の鉄筋を組み終えた後、コンクリートを流し込みました。その後、1階の床スラブと耐圧盤(地中梁の底にあるコンクリート)の間が空洞になってしまうので8割方土を埋め、その上に砂利を敷き終わった写真です。梁形にコンクリートが出っ張っているので、部屋の大きさなどが実感しやすい状況です。
家を支える重要な存在 鉄骨の柱や梁の製品検査をするために、鉄骨加工工場に行ってきました。柱の長さが合っているか、接続部分が指示通りに行われているかなどをチェックしてきました。写真は今回の住宅に8本建つH鋼で、450mm×200mmの大きさのものです。長さは1階床から2階天井までで、9.4mあります。床面積も天井の高さもある工場の中に置いてあると、それほど大きくは感じませんでしたが、住宅の内部に現れると結構存在感があると想像しています。これから残りの加工を済ませると、いよいよ骨組みができて家の輪郭が現れてきます。
先週末から鉄骨建て方を行い、ようやく上棟しました。階段の加工がまだ終わっておらず、搬入から設置までもう少し時間がかかりそうです。今回の敷地が特別な条例地区にあり、3階建てにもかかわらず、背の高い住宅を建てられる事になりました。今から完成がとても楽しみです。
鉄骨の柱、梁が組み上がったので上棟式を行いました。写真は建物の一番上に幣串(へいごし・へいぐし)を掲げ、記念写真を撮ったところです。左から御施主さん、私、施工会社の営業さんです。まだ階段がついておらず、のぼるには相当ドキドキしました。地上12.5mの世界は見晴らし最高でした。
鉄骨の柱も建ち、床をこれから張っていくところです。今、合板を張り初めています。次はALCを敷いていきます。 まだ階段が設置されていないため、脚立や足場をよじのぼって上の階に上がるしか方法がない状態です。苦労して上へ上へのぼっていく。工事中により壁や物が少ないので目の前に広く閑散としたスペースが現れる。小さい頃よじ登った大木の思い出が想起され、わくわくしてしまいました。
階段がようやくできあがり、設置しました。ささらは□-20×20と□-15×15をラチス状の組み合わせで造り、踏板は厚み4.5mmの鉄板と鉄製のバーを組み合わせて造っています。写真を見て頂くと何となくわかるかと思いますが、手前と奥に階段があります。平面で見たときはSの字をかいて上の階に上っていくという状態です。階高が高い事と階段面積をあまりとりたくない事から、ぐるぐると2往復することになりました。階段下を有効に使う事、さらに同じ平面上を2回まわるのは、日々生活していて飽きがくるという事。また下階の上り始めの位置と上階の降り始めの位置が異なることが、適していると考えこのような形状になりました。
昨年末には内部足場が設置されました。1、2階とも天井高さが4.2mもあるので、高い所の作業は脚立ではなく、足場を組んで中間に仮設の床を造ります。今だけ1、1.5、2、2.5、3階の計5階建てとなっています。鉄骨柱が現しであったり、内部足場があったり、軽鉄を組み始めていたりと、今の時期は鉄材が建物内に溢れている状態です。内部の間仕切りは少ない方なので、今の混在した状況と完成時の見た目のギャップがどう感じるのか楽しみです。
先週現場に行った時の写真です。屋上はシート防水も終わり、残りは笠木を付けるのみとなりました。この土地は川岸という事もあり、少し高台となっています。また、建物自体も高いので屋上に上ってみると、360°周囲が見渡せる状況です。 夏の夕暮れ、周囲の目も気にせず屋上でビールでも飲みながらボーッしていられる、そんなスペースが屋上にある住宅です。
塗装工事にかかりました。今は収納家具の下地塗りをしているところです。まだ、本塗りを白の艶有りにするか、艶無しにするか、また五分艶にするかを決めていないのでこれからクライアントさんと打合せをして決めたいと思います。
内部の塗装や床材を張り始めたので高い所の作業はひとまず置いておき、今まで2.5階の部分に設けていた足場を外しました。(写真は2階から、3階へ上る階段の踊り場に立っている人を撮ったもの)足場が外される事で内部のボリュームの大きさが一際目立ちます。また階段踊り場に立っている人の姿を見ると、この家の天井高がよくわかります。
家具の塗装に引き続き、階段の塗装も始まりました。現在二度目の下塗りの段階に入りました。階段裏のみシルバー色を使っています。シルバーは遠目で見ると、光のあたり具合で白っぽかったり光沢が出て反射したりと表情を変えていきます。
建物の外側に組まれていた足場やシートが撤去されました。工事も終盤を迎え、残る作業も細かいものを残すのみとなりました。
写真は正面のシルバー色の建物が今回設計した住宅です。お隣さん(左)は同じ3階建ての住宅で、さらに隣にある建物は4階建てのマンションです。
2006年12月15日にHPにアップした「平井-K 階段設置」と同じアングルの写真です。踏板は白い長尺塩ビシートを貼っています。前回は踊り場が未施工だったり、工事中という事で物が置いてあったりしていたので全体の雰囲気がわかりづらかったかと思います。今回の写真で階段は、ほぼ完成となりましたので写真を載せます。
二日連チャンでHPに写真をアップします。今回は2007年2月5日「2階内部足場撤去」のアングルから少し引いて撮った写真です。左上にある収納の下端(窓の上端)は、床から2.3mぐらいの高さです。3階へ上る階段(写真は2階のリビング・ダイニングから撮影)が、窓から入る西日の逆光によって天に向かって延びているような写真となりました。 どこまで延びているのか・・・
現場に来て職人さん達と打合せを行うのは常に日が照っている時でした。写真は初めて夜、照明を付けて外から撮ってみた写真です。こうして見ると照明の明かりが、壁にある窓の位置をハッキリと浮かび上がらしてくれます。横に繋がった窓や縦長の凹みなど、外見からはこの建物が何階建てなのか、天井の高さはいくつぐらいなのか、なかなかわからない建物です。