二世帯住居を増築し、三世帯住居にする計画である。
増築として確認申請手続きを行うため、既存部に隣接して建物を配置し、EXP・Jで意匠的に一体化することにした。
外観は、既存部より増築部の高さを低く抑え、屋根勾配を一致させることで、連続性を生み出している。内部は、各階中央にシンボリックな柱があり、その周辺領域を生活空間に活用することを目指した。
1階は、壁で仕切られた複数の部屋があるが、ハイサイドライトを設け、各部屋が明るくなるようにした。2階は、間仕切りのないワンルーム空間だが、ダイニング・PCスペース上部にスノコのロフトを設け、高低差のあるメリハリの効いた空間にした。ロフト階は、2階化粧梁を利用し、床をスノコ状に作り、光・空気が行き来できるようにした。
空調設備には、基礎躯体を利用した夜間蓄熱温水式床暖房とその暖気を天井を通して上階に吹き上げるシステムを採用し、建物全体を快適な環境にしている。
住宅の増築計画がスタートしました。
可能なボリュームを検討しています。
A案は既存建物の屋根形状との連続を意識しています。
B案は角を落とした四角形を重ねてみた案です。
屋根は今のところ陸屋根にして、ルーフバルコニーにでもしてみようかなと思ってます。
C案は3階建てにしました。
眺めのいい浴室と、ルーフバルコニーも付いています。
D案は代替侵入口を開けつつ、ボリュームを重層させてみました。
静かな住宅街なので、小さな塊で構成さえているほうが、威圧感が軽減されると考えたからです。
屋根の隙間で、物干しもできそうな感じがします。
既存建物フォルムを意識した案です。南側屋根勾配を同じにしています。
スタディー段階で、隅切りしたボリュームを1・2階で反転して重ね合わせた案を作ったので、プランを当てはめ住宅にしてみました。
3階建てです。気積が大きく、ルーフバルコニーがあります。EXP・Jの納まりもきれいに出来そうです。
2階建てで、気積を大きく取り、屋根の掛け方を変えたりしています。生まれるルーフバルコニーの違いを確認しています。
屋根を斜めにカットしてみました。少し閉じたバルコニーが生まれました。
対角線上にカットしました。幾何学的な美しさがあります。
屋根形状に合わせ、ロフトの検討をしています。
それに伴い、2Fのキッチン周りの間取りも異なります。
これは、一部屋根を斜めにカットした時のロフトです。
今度は、屋根を矩形に切り取った案です。
部屋の用途と外観のバランスを考慮し、コル、Sホール風に窓を開けてみました。
床から天井までの縦長窓が用途に合わせて設けられています。プライバシーが必要なら細くすれば、外観に変化が生まれそうです。
同じ大きさの窓をグリッド上に設けてみました。抽象化された美しさがあります。
ランダム窓の形を整え、完成しました。
一日で完成しました。
木造ですが、2Fに一本だけある独立柱が鉄骨です。75mm角で長さ5mあります。
白い壁にシルバーの屋根の家になりました。
斜めカットした切妻屋根は2回目です。
軒先のラインが揃っています。
合板が貼られ窓の位置が分かります。
外観もなんとなく分かります。
夕暮れ時の風景です。
グラスウールが仕上げ材のようにきれいに設置されています。
大工さんありがとうございます。
屋根が仕上がりました。
照明が埋め込まれる予定です。
2Fには柱が一本だけ出てきます。
台風が明日、本州上陸するおかげで、外観を拝めることができました。
天井の塗装工事が終わり、足場がなくなりました。
仕事中です。
青い空と白い住宅
もう少しです。
クロスでは味わえない白さです
この風景を楽しめるのも、あと少しの時間だけです。
船山左官さん、ご苦労様でした。
間接照明です。
このままでも十分かっこいいです
きれいにできてます。
良いアングルが盛りだくさん