東面に専用通路を持つ旗竿形状の敷地に建つ、2階建ての木造住宅。
内部は2つの箱を重ねて入れた様な構成になっている。家の中心にはダイニングスペースを置き、それを取り囲むようにキッチン、ソファー、収納、階段を配置し、他用途な空間として使えるようにした。また、ベタ基礎を蓄熱体とした輻射暖房を採用している為、大きなワンルームとなっている1階は、全体に暖かい空気が広がるようになっている。
2階は、寝室の天井を高くし逆に外壁側は天井を低くして家全体のボリュームが小さく見えるようにした。
港北-Kがスタートしました。
旗竿敷地で3方を家に囲まれ西面のみ解放されています。
外部に積極的に解放するような敷地ではないので、光の取り入れ方を工夫して空間をつくろうと思っています。
計画がスタートして早半年程がたちました。
現在見積調整中です。PLANは真ん中にがらりとした大きな空間があり、その周りを用途の入った小さな空間が取り巻くという平面になっています。真ん中の空間に居ながら用途の入った周りの空間を使う為、限られた面積でありながら広くのびのびと生活ができるよう、考えています。また、周りの空間はハイサイドライトやトップライトから光を取り込み、中の空間を明るく感じさせています。お施主様のご家族が仲が良く、皆がリビングで過ごすという習慣からもこの形態はできています。
本日、友引・地鎮祭には大吉日ということで、港北-kの地鎮祭を行いました。昨日の夜の時点では、朝まで雨が続くという予報だったので心配でしたが、なんとも見事な晴天です。気温も暖かく清々しい、事始めにはピッタリな日和になりました。いよいよ来月には着工です。
地盤改良を行いました。写真は地盤改良のパイプを打ち込む為の機械です。港北-kは専用通路のある旗竿敷地なので、大きな回転式の機械を入れることができませんでした。なので、昔から使われている打ち込み式の小さな機械を使うことになりました。改良業者の方によると横浜や都内だと、敷地に入れないことが多いので、打ち込み式の需要が結構多いのだそうです。回転式とは違い、錘を上から落とす打ち込み式は、音が大きく時間も掛かってしまうのですが、構造がシンプルな分活躍の場が多いのだそうです。
地盤改良が終了し着工になります。今回は擁壁上ということで、基礎の形状も跳ね出しがある為に少し難しくなっています。建物が乗る場所をしっかり固め、これから建物が建つのが楽しみです。
蓄熱式床暖房の施工です。建て方後に施工することが多いのですが、敷地の形状の関係で材料を置く場所などの関係から、今回は建て方の前に施工しました。作業は建て方前の方が効率よくできるとのこと。
地盤改良、基礎と少し時間がかかりましたが、ついに上棟です。クレーンが入らない為、大工さん達が人力で材料を2階に上げていきます。その姿は本当に圧巻です。
建物のボリュームが見えてきました。今回の敷地は一面大きく開けているため全貌がよく見えます。今は足場でぼやっとしかその姿を確認することができません。街並とどう関わって見えるのか、この幕が取れるのがとても楽しみです。
この住宅は外壁面の殆どが、柱を構造用合板ではさんだ耐力壁になっています。全体が木で覆われる為、今回はすぐに大体の空間を感じることができます。奥の天井が下がっている部分には、集成材の大きな板が入り簡単な机になります。小さな空間と大きな空間の重なり合いがどう見えてくるか、楽しみです。
電気配線の工事が始まっています。分電盤を階段下に設置するのですが、そこへ向かって全ての電気の配線が集まります。実際に集まった状態を見るとすごい量で結構びっくりします。オール電化というのもあると思いますが、以前改修工事をした際に見た昔の配線とはボリュームが明らかに違います。
石膏ボードが張られました。空間がよりくっきりと姿を現します。寝室の天井の高い空間と、天井が低くくり抜かれた空間のバランスも良さそうです。天井の高さの違いが、空間に大きな変化を与えているのがわかります。
巾木の細かい納まりについて、監督・棟梁と相談。中央に広い空間、それを取り囲むように小さな空間とを仕切る壁が有る為、巾木を回す箇所が多く、付け方に気をつけています。というのも、今回の巾木には少し装飾的なラインを入れてもらい、見せる巾木にしています。それを綺麗に見せられると全体が引き締まる為、小さな部分ですが目に入っても違和感ないように仕上げられるかが頑張りどころです。
1階のボードも張り終わり、今日から塗装作業に入ります。家具や棚、階段は全て濃いめの焦げ茶色になります。白い壁と壁の間に色が入ると奥行き感が出て、広く感じることができます。
家具(写真は食器棚)が入りました。空いていた空間が次々と使われる空間になっていきます。1階の外周部はキッチン、収納、階段、ソファー置き場など様々な用途が入ってきます。その空間がどう見えてくるのか、楽しみです。
クロス工事に入りました。2階は部屋ごとに異なるクロスです。柄の入ったクロスは、張られると一気に華やかさが増します。1階は白の織物風クロスですが、光が柔らかく反射し、空間によく合っていました。
竣工しました。奥行きのある空間には、海外で使用していた家具が入ります。大きな家具を想定した間取りになっているので、引き渡し後が楽しみです。家具が入っても、のびのびとした余裕のある空間になると思います。外構工事が残っているので外観は次の機会にアップします。
家具が入ったので、写真を撮らせていただきました。本当に大きな家具なのですが、圧迫感をまったく感じない空間になりました。この物件は、家具が入ると色々と見えてきます。生活環境が整ったところを見てみたいです。