1階が日中訓練のためのスペース、2階がケアホームの精神障がい者のための多機能型福祉サービス事業施設。 1階では、地域社会との接点を持たせるため、レストランとリサイクルショップが運営されている。アルコーブ状のひとつながりの空間とすることで、様々な人 たちの出入り、複数のプログラムなど、人数の多少を許容できるようにしている。ひとつながりなことで、移動する度に徐々に場所があらわれてくるような空 間となっている。壁面には、ニッチ状に収納を設けることで、物で雑然としがちな福祉施設にすっきりとした印象を与えている。 2階は、会社や他の施設での訓練を行っている人が集まって住むプライベートな場所となっている。ハイサイドライトのある明るい中廊下を中心に共同のLDK、 11室のワンルームの住戸が取り巻くように配置されている。