□ユニットによる空間構成
住個内の空間を建築による壁で仕切り、構成するのではなく収納ユニットを必要な部分に配置し、各ユニットの間をガラスの壁や収納同様の収まりの引き戸を配置し空間を構成しています。住個内を一つの大きな空間と捉え、その内部要素としてユニットを効果的に配置することで、空間をより広く感じれるように設計しています。
□視線の操作
躯体の動かすことの出来ない壁を利用し、ダイニングテーブルから続くシンクユニットが壁を貫き浮いているように見せています。同様に照明用スチールパイプも躯体の壁を貫通しているかのように見せることにより、今まで躯体の壁によって分断されていた空間を接続し一体感のある空間としています。また、キッチン廻りに配置したガラスの壁面がが視線の行き止まり感を無くし、今まで暗かったキッチン部分がリビング・ダイニングと一体となり明るく気持ちの良い空間へと変化しています。