

年2カ月間、1階を梨の販売所として使用する住宅である。
敷地は2本の道路に面し、県道からの車の進入と通り抜けを考慮し計画した。
天井の高い1階には、外で露店が開けるスペースと、中で事務機能を備えたスペースを設けている。
2階は、変形した敷地に応じて一部カットした切妻屋根で覆われた住居スペースになっている。
個室の多い2階は家具のみで間仕切られ、天井の広がりと家族の気配がどこでも感じられるようになっている。

敷地の奥にコンパクトにまとめ、フロアーを積層させてみました。
県道側に広いオープンスペースが生まれます。

建物を持ち上げ、1Fに半屋外の広いスペースを生み出しました。

建物を持ち上げ、1Fに半屋外の広いスペースを生み出しました。

変形した敷地奥に、コンパクトに建物をまとめました。3階建てです。

住居部分を二階に浮かせ、一階を半屋外空間として自由に使えます。

プランはまとまっていませんが、方向性としては、1階ピロティー案になりました。

間取りの方針としては、個室を一方に固め、それ以外のオープンスペースをDKとするということです。不整形な建物なので、奥に向かってパースの効いた不思議な風景になっています。

屋根のかけ方を3パターン考えました。奥が天井が高く、明るいこの感じが良さそうだということになりました。

北側に個室をまとめ、南からの明るい光が部屋の中に差し込むような間取りにしました。
出窓を家具と一体化することで、スペースを有効利用しています。
奥に明るいテラスが見えます。

不整形なプランにシンプルに切妻屋根をかけてみたら、奥に向かて天井が高くなる不思議な形状になりました。

面で色や素材が切り替わると、視点によっては、複数の色が同時に見えたりして、面白いかなと思い、とりあえず作った模型です。

先日、工事契約が行われました。
11月完成予定です。
これまでの経過もHPに掲載します。
よろしければ、ご覧ください。

休みが明けすぐに杭工事が始まりました。

白く見えるのはコンクリートです

斜めが多いので、予想外の問題が多発、大変です。

白い空間というご要望をいただいているのですが、汚れるやすいところは着色したほうがいいのではと思い、色々検討した結果、グレーを使うとよいうのではという結論になりましたとさ。

毎度のことですが、階段で悩んでいます。
手摺とか難しんですよねえ

三種類のサイディングを組み合わせて使います。

なんか惹かれます

天候にも恵まれ、鳶サンたちが手際よく作業を進めていました。
ご苦労様です。

道路からはこんな感じです

かなり目立ちます

1Fは上棟から変わっていません。
壁面がないぶん、ものすごい抜けです。
125角の柱が華奢に見えます。

こんな屋根よく考えついたものだと思います。
基本的には切妻なんですけどね。

メタリックなかごのようです。
線が重なり合い美しいと思いました。

久しぶりに現場に行ったら若い職人さんがたくさん来ていて、ものすごいスピードでサイディング工事を行っていました。
明日には、外観がほとんど完成です。

模型のまんまです

ルーバーつけると建物がカッコよく見えるので、設置を楽しみにしていました。

お客様が所持する無垢板を造り付けの棚にすることにしました。
おかげで、お店らしくなってきました。

長年、倉庫に眠っていたので、汚れと歪みが激しかったのですが、製材所でプレナー掛けてもらい、見違えるような立派な板になりました。

製材してもらったら、板厚と長さが大分変ってしまいました。
もう一度、板の配置を検討しました。

写真撮影は自分の設計したものを味わえる唯一の時間です。
さまざまな記憶が蘇ります。
イメージ通りにできたのも工務店のおかげです。
ありがとうございました。

手が届かない位置に引き戸があり、開閉するのに、装飾的な皮のヒモをぶら下げたらよいのではとアドバイスを受けました。
とりあえず、身近なもので作ってみました。
こんな感じ。

草加にあるベルト制作会社に相談し、色々検討しました。
幸い、浅草は皮製品や、その付属金物の卸問屋が集まっているので、直接見て使い方・作り方を考えてきました。
結局、女性用ベルト金物に皮ヒモを通し、引き戸本体に付けたツマミに引っ掛けるだけにしました。
一番シンプルで皮の魅力が感じられ、満足のいく出来栄えになりました。
協力していただいた浅香ベルトさん、どうもありがとうございました。
浅香ベルト:
http://asaka-belt.sakura.ne.jp/

お客様が所持する奈良美智の絵を2F扉に設置することになりました。
なんとか大きな失敗もなく取り付け完了。
寿司をごちそうになって帰りました。