さいたま市の住宅街に建つ専用住宅。1階に寝室と車庫、2階にLDKや水回りをまとめ、中央に簀の子のバルコニーを設けている。それぞれの部屋はバルコニーに面して大きな開口部を設け、常に外が感じられ、視線や動線に行き止まりがないようにしている。外周の窓は極力小さくすることでプライバシーを確保しつつも、断面的に床の高さや天井の高さに変化を与えることで、落ち着きのある場所や開放的な場所など、それぞれに特徴のある内部空間の集まりとなるように計画した。
さいたま市での専用住宅を計画中です。2階に中庭状のバルコニーをとり、リビングやダイニング、水回りなどの諸室をぐるりと囲んでいます。
部屋同士や中庭とはつながりつつも、天井の高さに変化を与えて個々にまとまりのある空間として提案しています。
照明の機器や納まりなどを検討しています。1/1スケールの図面や模型、パースなどいろいろな方法で検討をすすめます。
右のパースは、照明と仕上げのイメージをつかむためのパースです。天井を現しとすることで、場所性を保ちながらつながる空間に一体感を生み出します。
台風の心配もありましたが、当日は雲ひとつない青天に恵まれて
無事、地鎮祭が執り行われました。
同時に、墨だしをおこない、
敷地に建物のラインが糸でひかれることで
図面で見ていたプランのイメージが
実物大の大きさで現れました。
工務店の皆様、これからよろしくお願いします。
地盤改良工事も終わり、
基礎の下を支える捨てコンが打設されました。
これから、配筋工事が始まります。
いよいよ、建て方工事です。
幾度となく模型で見ていたものが
実際に立ち上がり、
ボリューム感がつかめてきます。
防護シートが大きめにかかっているので、
外から見ると大きく見えてしまいますが...
大きな通し柱があるため、
手作業での建て方には
大工さんも苦労されたようです。
根太が張られ、
徐々に内部の大きさも見えてきました
開口部からの光や広さの感じを
実感できるようになってきました。
バルコニーを囲んで一周できるような
動線になっているので、
行き止まりがなく奥行きが感じられます。
手前には簀の子状のロフトの床が張られる予定です。
内壁となるOSB合板が張られました。
内部の明るさを確保し、均斉にするために、
白く塗装しますが、ラフな表情としては
これもいいなと思いました。