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nina dental clinic
大きな梁の下で
国道沿いの建築の在り方と広い敷地に対して小さい建築の建て方を視線のコントロールで形作ることを意図した。
目指したことは
□国道に対して正面を45度振って配置し、なるべく長い時間、車窓から正面が認知されること。
□待合や、診察の領域を外部まで拡張し、原っぱの中の診察台のような雰囲気を作り出し、敷地と一体となること。
□スリット壁などでプライバシーを守りつつ内部の様子を伝えること。結果として、分散して自立した壁が内部とも外部とも言えない「ゆるい領域」を作り出し、敷地全体を空間化することができたと考えている。また、残土利用のマウンドづくりや、冬から夏にかけて日射量が減るルーバーなど、環境的な観点でのデザインもいくつか試みている。