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川崎-Mリフォーム
マンションの一室のリフォーム
築31年の木造2階建て住宅を家族5人(夫婦、母、子2人)が暮らせるように耐震リフォームする計画である。さらに靴職人のクライアントが靴教室を開けるようにすることも求められた。
改築前は各部屋が細かく分断されており、多用途に使うには不向きな間取りであった。
敷地は細長くS字にクランクしており、建物もL形に配置された変形の建物があった。
本計画では奥へ奥へと続いていく敷地全体をワンルームとなるように、造作家具で連続させ、奥に行くにつれてプライバシーが高くなるように計画した。普段はワンルームとして広く使い、靴教室が行われるときはパブリックとプライベートを緩やかに分節するような構成となっている。
造作家具は耐震の役割も果たしており、生活感が現れるものは全て家具の中に隠せるようにしている。
将来は屋外にも家具(ベンチや棚)を配置することで、敷地全体が家具で囲われたワンルームとなるように計画した。
築30年の木造2階建ての改修です。
クライアントにご依頼を受けてから最初のプレゼンテーションでいくつか案をみてもらいます。
写真はどんな提案にしようか模型を使いながら検討しているところです。
昭和56年5月以前に建築した木造住宅は耐震基準が古く、耐震補強しないと大地震の際には倒壊する危険があります。
きちんと耐震補強して若返らせたいと思います。
現場が始まりました。
軸組が露わになると、その荒々しさに惹きつけられます。
解体しないとわからない建物の傷みなどを補修する方法を検討していきます。
工務店の皆様、これから宜しくお願いします。
階段が設置されました。
これで2階への行き来が楽になりました。
骨格はほぼ完成しましたので、クライアントも模型と見比べて竣工後のイメージがついたのではないかと思います。
写真右側には耐震、断熱、照明を兼ねた家具が製作されます。
年明けが楽しみです
家具が出来上がっていきます。
工事も残すところあと一週間。
工務店の皆様よろしくお願いします!
フローリングの養生もとれて、クリーニングしています。
リフォームは解体してみないと分からない問題もあり、
ようやくここまできました。
この後は、細かい手直しをしてお引き渡しします。
残工事も終えてクライアントにお引き渡しするだけとなりました。
初めて敷地を見学させてもらったのが2008年03月20日でしたので、もうすぐ一年が経ちます。
耐震診断の誤り?などで時間がかかってしまいましたが、ようやくお引き渡しすることができます。
施工をしてもらった田工房さんのホームページでもS-houseとして工事の経過をみることが出来ますので、ご興味があればぜひご覧下さい。http://denkoubou.com/index.html
追加の工事がまだありますが、田工房の皆様ありがとうございました。
引き続きよろしくお願いします。
お引き渡しをしてから1年半が経ちます。
今回は取材の立ち会いという機会があり、お引き渡しから初めてのお宅訪問です。
クライアントが皮靴の職人さんということもあり、ソファーの生地を靴に使う皮で作っていたり、インテリアにも靴が出てきたりとクライアントらしいインテリアになっていたことに感激しました。
やはり家具が入り生活感がでると、空間に活気がでて好きです。
ご家族の成長に合わせて、また違う使われ方を見るのが楽しみです。