日本は山の多い地形ということもあって、
世界一のトンネル国家とも呼ばれていることをご存知ですか?
トンネル造りに対する技術力の高さももちろんですが、
世界的にみてもトップクラスのトンネル保有数であることが、そう呼ばれる理由です。
2021年の国土交通省発表 道路統計年報によると、
国内の約11000箇所のトンネルの存在が明らかになっています。
今回は、トンネルをテーマにあれこれお話します。
先ほど触れたので、まずは数字に関する部分から話しましょう。
数多くのトンネルがあるなかでも、海底トンネルは全国にわずか5箇所しかありません。
(人や自転車走行専用部分が設けられているもの)
神奈川県・愛知県・富山県・新潟県・山口県の5箇所です。
なかでも富山県のものは、全国で唯一の人道専用 海底トンネル。
全長40mと短いトンネルですが、近場へ行った際には立ち寄っておきたい場所です。
次は長さをみていきましょう。
日本で1番長い鉄道トンネルは、青森県〜北海道を結ぶ青函トンネル。
53.85kmあり、世界では2番目に長い鉄道トンネルです。
ちなみに、1番長い鉄道トンネルは、スイスのゴッタルドベーストンネル(57km)です。
スイスも山間部が多いですから、納得の結果かもしれませんね。
日本で1番長い道路トンネルは、東京都の山手トンネル。
18.2kmあり、私も通るたびに「長いな…、まだ続くのか…」と考えてしまいます。
(よく渋滞する場所ですから、そのせいもあるかもしれません)
しかし、こちらも世界では2番。
世界で1番長い道路トンネルは、ノルウェーのラルダールトンネル(24.5m)です。
では、世界で1番の長さを日本が誇っているトンネルはあるのでしょうか?
あります!
それは神奈川県〜東京都をつなぐ9.5kmの海底トンネル 東京湾アクアライン!
みなさん、次通る時は世界一だと思い出して通ってくださいね。
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続きは、6月30日に更新します。
トンネルの定義についてや、誰かに話したくなる豆知識。お楽しみに。