2021.11.15
  • コラム

【要注意】室外機やエコキュートのヒートポンプ盗難

最近、室外機やエコキュートのヒートポンプ盗難が増えていることをご存知ですか?

「なぜその2つ!?」の答えは簡単。

どちらも常時外に置いてあるもので、盗難防止の工夫がなかなか難しいから。

室内機なしでも買い取ってくれる業者がいることと、

パッと見は工事しているかのようなフランクさで盗難していけることから、

昼夜問わずの盗難が相次いでいるそうです。

 

 

 

特に室外機は、一昔前のものと比べで格段に軽くなっています。

「盗むにはもってこい!」というまさかの利点が生まれているのです。

どちらの盗難も、世界的な金属(特に鋼材・銅材)の値上がりが影響して起きているようです。

廃材の売買市場に部品として流しても、良い値段がつくそうな。

以前は、銅線などの盗難ニュースが相次ぎましたよね。

それと同じと思ってもらえれば、わかりやすいかと。

 

盗難された側としては室外機は単品で販売されていないため、

伴ってエアコンも使い物にならなくなり、新しいものへ買い替える必要が出てきます。

これからどんどん寒くなり、エアコンの使用頻度も増すでしょうに最悪ですよね。

死活問題です。

 

 

 

盗難対策

柵などで覆う、固定ブロックをプラスチック製ではなく

コンクリート製のものにして重量を増やす。

これが1番盗難されにくくする方法だと思います。

海外では、低層階アパートのベランダに設置する室外機やガス給湯器は、

鋼鉄の檻で囲まれていて当たり前という国も。

(とはいえ、盗んで行かれるときはどんな対策をしようが盗まれるのですが…)

 

今ご紹介した方法だと割と手間ですので、

人感センサーの照明を設置したり、

室外機周りに踏んだら音のなる防犯砂利を敷いたりはいかがでしょう。

我が家の室外機は、駐車スペースの一角にあり周囲からもよく見える場所にあります。

そこで「防犯カメラ作動中」のステッカーを室外機に貼り、

威嚇・警戒している様が伝わるようにしました。何もしてないよりは、対策になるでしょう。

 

ちなみに室外機置き場は、敷地が狭い場合特に注意が必要です。

例えば隣家のリビングに向けて室外機を設置してしまうと、

音がうるさいとご近所問題に発展することも。ご注意ください。

 

文:吹井美奈子

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