2019.1.31
  • コラム

まちをよーく見てみよう vol.10

“まちをよーく見てみよう”のシリーズも、ついに2桁へ突入しました。

何故か毎日がせかせかと過ぎてしまいますが、

見慣れた風景にも目を凝らして見ることで新しい発見があります。

日々を丁寧に生きたいものですね。

 

 

今回は謎多き石碑の話

横浜駅東口から、徒歩3分もかからないところに

日本ガソリンスタンド発祥の地という

石碑がひっそりと立っているのを見つけました。

決して大きな石碑ではなく、

腰をかがめなくては文字を読むことができないほどの大きさです。

 

 

石碑の左右・裏には何も記載がなく、

手掛かりは表に書いてあることのみ。

(ハッキリ言ってしまえば、

風雲に関してはどういった意味で書かれているかも不明です。)

 

 

 

このご時世でも謎ってあるのね

しかしまぁ、インターネット上でも

さまざまな情報を見ることができますが

この石碑、いまいちハッキリしないというか謎が多いのです…!

 

 

 

横浜プラザホテルの正面にあるので、プラザホテルに聞いてみても

「石碑に記載のある横浜米油株式会社に聞いてみないと、何も分からない」だとか。

(横浜米油株式会社は、プラザホテルの運営母体です)

そこで、実際に横浜米油株式会社の広報部に問い合わせている方もいたのですが

これまた「資料が残っておらず、詳しいことはよくわからない」とのこと…。

 

 

 

 

昔の地図と照らし合わせていってようやく

日本初のガソリンスタンドがあった場所ではなく

輸入したガソリンを販売していた

ガソリンスタンドの先駆けのような場所であったとのことが分かったそうです。

横浜駅からすぐという、とても良い場所に立っているのに

観光名所にもなっていないし、あまり知られてもいないという不思議。

 

 

 

謎のままというのもおもしろい

調べればクリック1つで何でもわかりそうな現代でも、

こんなふうに謎が残ることもあるのですね。

何かご存知のことがある方、ぜひお知らせください!

 

文:吹井美奈子

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