2022.1.31
  • コラム

アルテリオ

茨城県北西部の筑西市(旧 下館市)のほぼ中心部に位置する下館。

しもだて地域交流センター・アルテリオを観に行ってきました。

会議室やギャラリー・大きなホールといった

地域交流センターとして役割を主軸に、

美術館とカフェ・まちづくりサロンも内包している複合施設です。

 

アルテはスペイン語で芸術を意味し、

そこにトリオ(地域交流センター・美術館・サロン)を

組み合わせて生まれた言葉が、アルテリオだそうです。

 

 

 

設計は、日本芸術学院会員の池原義郎氏。

3階に位置するガラス張りの大きなプロムナードが目をひきます。

プロムナード(promenade)は建築業界ではよく使われる言葉で、

フランス語が起源の、散策・散歩道・遊歩道といった車の通らない道のことを指す言葉です。

 

大型マンションや高層ビル街・今回のような複合施設で

よく取り入れられている設計方法の1つで、建築物の内外問わずに存在します。

プロムナードには、景観的な美しさだけでなく機能的活発を促す力もあります。

 

 

 

しもだて地域交流センター・アルテリオの有するプロムナードからは、

筑波山を望むことができました!

近隣には、商家の店蔵や地元出身の陶芸家の生家、

さらに羽黒神社といった歴史的建造物が点在しており、街歩きには飽きません。

 

文:吹井美奈子

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