2021.12.31
  • コラム

コロナが建築業界にもたらしていること

コロナウイルスワクチンの2回目の接種を終えてから、

かねがね8ヶ月後に3回目の摂取が必要となってきました。

2回目までの接種と同じく、市区町村から接種権が届いたら予約が可能となり、

高齢者や医療従事者から順に接種が始まるようです。

(2回接種完了者というわけで、しばらくは18歳以上が対象となります)

 

 

 

Googleで「コロナ ワクチン 接種」と検索すると、

Our World in Dateが提供元の、世界各国のワクチン接種のデータマップが表示されます。

これがなかなか見応えがあって、世界地図でその国をタップするだけで、

その国のワクチン合計接種数・必要回数のワクチン接種完了数・完了割合を見ることができます。

普段ニュース番組ではあまり聞かない国の状況も知ることができるのが大きな魅力です。

 

日本国内の接種状況に関しては、

先ほどと同じキーワードでGoogle検索をかけると首相官邸のHPがヒットします。

こちらは日々のワクチン接種推移のみならず、

政府の方針や近くの接種会場探しに使えるナビもあり、

国内の状況を知るには非常に役立つといえるでしょう。

お時間のある時に、ぜひ覗いてみてくださいね。

これからも罹ることなく、コロナ禍を乗り切りましょう。

 

 

 

建築業界におけるコロナの影響

新型コロナウイルスがアメリカの新築需要を加速させたことにより、

その影響が木材の価格に大きく出ました。通称、ウッドショックです。

1970年代のオイルショックになぞらえて、こう呼ばれています。

 

2020年は住宅需要が高まりましたが、原材料の高騰に伴い、

新築の価格高騰により需要はあっても、売れ行き伸び悩み気味なここ最近。

 

林野庁が毎月更新しているモクレポも、動向を知るのに分かりやすくておすすめです。

ここ最近のものを見ていくと、

スギやヒノキの価格が1.5〜2倍に上がってきているのが分かります。

また樹脂やアルミ・半導体不足による影響も深刻です。

先月ご紹介した室外機盗難も、これが原因でしたよね。

 

給湯器やトイレなどの什器も、3ヶ月〜半年の納品待ち。もしくは納品時期未定

今月はじめ、大手住宅設備機器メーカーのLIXILも、

トイレや住宅窓のサッシなど14種類の建材・住宅設備機器の値上げを発表したように、

各方面で納品遅れや値上げが発生中です。

 

 

 

2022年こそは、マスクなしで気兼ねなく外出できる日が来るでしょうか。

少しずつでも、好転していきますように。

皆様、本年もお読みいただき誠に有難うございました。

良いお年をお迎えくださいませ。

 

文:吹井美奈子

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