2019.12.31
  • コラム

今年最後の建築巡り

さて、今年最後の建築巡りとなりました。

今回お邪魔したのは、神奈川県にある湘南台文化センター

(設計担当は、長谷川逸子建築計画工房)

 

市民センター・公民館・こども館・市民シアターが一体となった建物です。

市民センターでは、市役所業務の出先機関として

さまざまな行政サービスを受けることが可能となっています。

 

今回は、こども館(入館は有料)目当てで

2歳の子どもを連れて行ったのですが

宇宙や自然・歴史や民族衣装といった幅広いジャンルの展示があり、

見るだけでなく実際に触れて身体を動かしながら

楽しんで学ぶことのできる空間が広がっており、親子ともども楽しむことができました。

 

 

 1枚目・2枚目の写真でも目を引くのは、やはり球体(ドーム建築)かと思います。

ドーム建築の提案者といえば、

アメリカ哲学者のバックミンスター・フラー氏ですよね。

 

こども館のなかでは、バックミンスター・フラー氏の

多面体 通称シナジェティクスを

木の棒とゴムを使って作ってみようというコーナーもありました!

(こども達が多くにぎわっていたため、写真は撮れず…。残念)

 

私も挑戦してみましたが、十字に組まれたゴム材の4つの穴に

木の棒を差す動作を繰り返すことで、ドーム型を作っていくもので

簡単に「できた!」まで到達することができました。

達成感を積み重ねていくことも、子どもの成長には大切ですよね。

 

 

 

 

建物たちをつなぐ外部空間には、

小径やパンチングメタルで作られた橋・せせらぎなどがありました。

こちらの建築、パンチングメタルがあちこちに使われており

EVの天井(上記画像)や、館内に設置された椅子などでも見ることができますよ。

是非訪れた際には、探してみてくださいね。

 

 

 

さて!このコラムが、今年最後のコラム。

今年もお付き合いいただき有難うございました。

皆さま、良いお年をお迎えくださいませ。

 

文:吹井美奈子

TOP