2019.4.30
  • コラム

振り込め詐欺撃退対策!

平成29年までは7年連続で、振り込め詐欺被害は拡大傾向にありました。

しかし平成30年、なんと7年ぶりに減少傾向へ転じたのです。

そうはいっても、被害額は356.8億円といまだ膨大な額…。

参考:警視庁捜査第二課 広報資料

 

 

 

被害が減少傾向へ転じたことに甘んじることなく、

対策を怠らないことが大切です。

今回は、振り込め詐欺撃退対策についてお話いたします。

 

 

 

対策1:固定電話から携帯電話へ変更

被害を受ける電話のほとんどは、固定電話です。

「固定電話なんてもう自宅にないよ?」という方も多いと思います。

では、あなたの両親・祖父母の家にも固定電話はありませんか?

「う…、ある。」という方も多いと思います。

ぜひ、両親・祖父母のことも考えて、続きを読んでもらえたら嬉しいです。

固定電話へ変更する場合は、

ショートメールなどを使った詐欺への注意も使い手に促しましょう。

 

 

 

対策2:固定電話の番号を変更

実は、固定電話の電話番号は変更可能なのです。

予算としては、2500円程度。

「携帯電話なんて使えないわ」と言われ、対策1の提案が失敗した場合

こちらを再提案してみるのはどうでしょうか。

 

 

 

対策3:常に留守番電話設定にしておく

「電話番号を替えたら、あちこちに知らせなくちゃいけないし」と

対策2の提案も失敗した場合、対策3へ移行です。

常に留守番電話設定にしておけば、声や会話を録音することが可能です。

録音を恐れた犯人も、電話を切る可能性が高まります。

しかし、留守電設定が作動する前に電話と取っては意味なしです…。

 

 

 

対策4:迷惑電話防止機能付機器の導入

電話がかかってきたら、呼び出し音を鳴らす前に

通話内容を録音します」といった旨のアナウンスが流れます。

録音されて困る人は、この時点で電話を切る可能性が高まります!

留守電設定と異なり、急ぎの電話はすぐにとれるのも良い点。

家電量販店で、5000円~15000円程度で入手できますよ。

 

 

 

対策5:電話転送サービスの設定

ここまで対策を話しても、「よくわからん…」と

さじを投げられてしまった場合は、

電話転送サービスを設定してはいかがでしょう?

 

両親・祖父母宅にかかってくる電話を、

指定の携帯電話や固定電話に転送するサービスです。

親族や友人からの電話は転送しないサービスもあるので、

固定電話の契約会社に確認してみると良いでしょう。

 

 

 

10連休まっただなかの今日、

両親や祖父母がそばにいるよ・近々会う予定があるという方

平成最後の親孝行・令和最初の親孝行に、被害対策をしませんか?

 

文:吹井美奈子

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