平成29年までは7年連続で、振り込め詐欺被害は拡大傾向にありました。
しかし平成30年、なんと7年ぶりに減少傾向へ転じたのです。
そうはいっても、被害額は356.8億円といまだ膨大な額…。
被害が減少傾向へ転じたことに甘んじることなく、
対策を怠らないことが大切です。
今回は、振り込め詐欺撃退対策についてお話いたします。
対策1:固定電話から携帯電話へ変更
被害を受ける電話のほとんどは、固定電話です。
「固定電話なんてもう自宅にないよ?」という方も多いと思います。
では、あなたの両親・祖父母の家にも固定電話はありませんか?
「う…、ある。」という方も多いと思います。
ぜひ、両親・祖父母のことも考えて、続きを読んでもらえたら嬉しいです。
固定電話へ変更する場合は、
ショートメールなどを使った詐欺への注意も使い手に促しましょう。
対策2:固定電話の番号を変更
実は、固定電話の電話番号は変更可能なのです。
予算としては、2500円程度。
「携帯電話なんて使えないわ」と言われ、対策1の提案が失敗した場合
こちらを再提案してみるのはどうでしょうか。
対策3:常に留守番電話設定にしておく
「電話番号を替えたら、あちこちに知らせなくちゃいけないし」と
対策2の提案も失敗した場合、対策3へ移行です。
常に留守番電話設定にしておけば、声や会話を録音することが可能です。
録音を恐れた犯人も、電話を切る可能性が高まります。
しかし、留守電設定が作動する前に電話と取っては意味なしです…。
対策4:迷惑電話防止機能付機器の導入
電話がかかってきたら、呼び出し音を鳴らす前に
「通話内容を録音します」といった旨のアナウンスが流れます。
録音されて困る人は、この時点で電話を切る可能性が高まります!
留守電設定と異なり、急ぎの電話はすぐにとれるのも良い点。
家電量販店で、5000円~15000円程度で入手できますよ。
対策5:電話転送サービスの設定
ここまで対策を話しても、「よくわからん…」と
さじを投げられてしまった場合は、
電話転送サービスを設定してはいかがでしょう?
両親・祖父母宅にかかってくる電話を、
指定の携帯電話や固定電話に転送するサービスです。
親族や友人からの電話は転送しないサービスもあるので、
固定電話の契約会社に確認してみると良いでしょう。
10連休まっただなかの今日、
両親や祖父母がそばにいるよ・近々会う予定があるという方
平成最後の親孝行・令和最初の親孝行に、被害対策をしませんか?