2020年、はじめてのコラム投稿です。
本年もどうぞお付き合いくださいませ。
令和初めてのお正月、みなさんはどう過ごされましたか?
私は、見かける機会の少ない門松と出会えたお正月でした!
今回は、そんなお正月飾りの代表格でもある門松にまつわるお話です。
そもそも門松とは?
先に述べたように、お正月飾りの代表格の1つ。
門松という名前以外にも、
松飾り・飾り松・立て松という名前でも呼ばれています。
字のごとく、元々は松がメインの飾りだったそうですが、
(地方によっては、杉や榊といった松と同じ常緑樹メインのところも)
現代では竹がメインで、松や梅・葉牡丹で彩られたものが多いですよね。
飾りに性や色の違いがある場合は、
左右の設置位置にも決まりがあります。
松の場合は雌雄があり、葉牡丹の花の場合は紅白がありますね。
この場合は、向かって正面から雄松を左・雌松を右に。
葉牡丹なら、白を雄として左・紅を雌として右に設置します。
どんな意味で設置するの?
お正月にやってくると言われている年神様を
迷うことなくお迎えするための目印の意味合いとされています。
ほかにも、年神様の拠り所・一生の幸せや長寿を願うものなど
門松を設置する意味合いについては、諸説あるようです。
今回見つけたのは…
現在一般的な門松といえば、
先端を斜めに切り落としてあるそぎと呼ばれるスタイル。
今回私が見つけたのは、寸胴と呼ばれる
先の部分を節の位置で平らに切り落としたスタイルのもので、
そぎの登場ともに、
見かける機会の少なくなった古いタイプの門松ともいえます。
門松の歴史は古く、文献に残されているものですと
平安時代後期には門松があったことを確認できるそうです。
この頃のスタイルは寸動が一般的であり、
そぎのスタイルを作ったのは、かの有名な徳川家康で
竹を槍に似せて斜めに切り落としたなんて逸話も。
門松はいつまで飾るか
これも地域によってさまざま。
関東や九州の多くの地域では、1月7日までですが
関西やその他多くの地域では1月15日
つまり今日までのところもあるようです。
片付けられてしまう前に、ぜひぜひ門松チェックを!!
1月15日、いよいよ小正月も終わりです。
本年も良き年になりますように。