昨年度に私は、1つ新しい立場を獲得しました。
それが“母親”という立場です。 今回は、母親になって初めてわかったことを1つご紹介します。
公共施設のトイレの通例
女性用トイレの話となります。
女性用トイレは、当たり前に全室個室。
ちょっと良いところになると、手洗い場のほかにパウダールームがついています。
ショッピングモールのトイレなんかには、 手洗い場に良い香りの石鹸や香水が置かれ、
「〇階でご購入いただけます^^」なんて、商品紹介の場として活用されていることも。
便座は、和式も時たま見かけますが、洋式が主流です。
画像にもあるように、赤ちゃん連れで入ることができるよう、
個室の一角にベビーシートが設置されていることがよくあるんですね。
このベビーシートが今回の問題点
ベビーシートは、大抵個室トイレの扉のロック横についているんです。
これまでの私は、何も感じることなく、 それを当たり前のこととして受け入れて生きてきました。
しかし、一母親となった今感じるのは、 このベビーシートの設置位置は間違っている!!ということ。
トイレの扉のロック脇にベビーシートがあると、
何と赤ちゃんがロックを開けようと手を伸ばすんです。
「鍵をいじっちゃダメ!待って、開けないで!待って、待って!!」
という 子連れママの悲痛な声を、この1年で何度耳にしたことか…。
建築は、優しさでできている
今回載せた画像は、トイレの扉から見て向かって奥に ベビーシートが設置された
ママにとって鍵を開けられる心配のない 安心できるトイレです。
もちろん、ドア横にも ベビーシートを設置できるだけのスペースはありました。
それでもドア横ではなく、奥に設置してあるということは 設計上で、
奥のほうが良いという結論が出たのでしょう。
こういったトイレが増えることを願います。
建築は、人を思うことでまだまだ優しくなれそうです。