2019.6.30
  • コラム

熱中症を予防しよう

梅雨が明けて、急に気温が上昇すると

熱中症にかかる人の数がグンと増えます。

ここ数年の暑さは異常ともいえるほどですが、

1人1人が対策をして、どうにか生きて乗り越えなくてはなりません。

 

 

 

こんな日は熱中症になりやすい

気温が高い日はもちろんのこと、

風が弱い日・湿度が高い日

それから急に天気がかわり、暑くなった日は要注意です。

 

 

 

高齢者は、暑さに対する感覚機能が低下しており、

乳幼児は体温調節機能の発達が十分でない。

この2者は、要注意ですね!!!

乳幼児は背が低く、高温の地面に近いので

大人よりも暑い環境にいることも忘れてはいけません。

「日陰になるから」と気を抜いてしまいがちな

ベビーカーのなかも、地面に近く高温になりやすいので注意が必要。

 

 

 

熱中症を予防するには

・涼しく、 風通しの良い服装

・日傘や帽子を被り直射日光を避ける

・水分と塩分をこまめに補給し脱水を避ける

・体調不良の日は無理をさせず、初期症状を見逃さない

服装としては、熱を排出できる環境を整えることが大切です。

薄着を選ぶと、タンクトップを選択しがちですが

脇汗を吸わせる場所の確保という意味では、

タンクトップよりも半袖シャツのほうが熱中症対策には向いています。

 

 

 

もし熱中症になったら?

涼しい場所へ移動させ、

衣服を脱がして身体を冷やしましょう。

水分や塩分を補給することも重要です。

 

立ち眩みやめまいのある場合には、

ひざ下にクッション等をはさんだショック体位をとらせましょう。

横向きに寝転がり、下になった手を前方に伸ばし

上になった手を枕代わりに頭の下に挟み込む。

上になった足を前方に投げ、

身体が前に倒れこむ形にした回復体位も覚えておくと良いでしょう。

回復体位は、嘔吐のあった時や呼吸はあるが意識のない時に役立ちます。

口元が下にくるので、突然の嘔吐でも喉をつまらせることがありません。

 

回復体位は文字にすると難しいですが、

1度やってみると簡単!

意外と普段から無意識にとっている姿勢ですよ。

 

 

 

実は経験があります

私自身、家族が熱中症になったことがあります。

1日を同じように生活し、

それなりに水分も塩分も摂っていたはずなのに

それでも熱中症になってしまう不思議。

 

「熱中症かな?」と思った時点では、

ただ身体を休めるだけではもう手遅れです!

家族は、あっという間に手足が震えだし立てなくなりました。

その時、水分・塩分の補給には、経口補水液や

塩飴や塩分タブレットが便利だと改めて痛感しましたね…。

 

救急車を呼ぶか迷ったら、

#7119に電話して対応を相談してみましょう。

手遅れになる前に判断することは、やはり大切です。

 

文:吹井美奈子

2019.6.15
  • コラム

冷房・扇風機デビューにご注意を

だんだんと薄着になり、暑さを感じる日も増えてきましたね。

もう今期の冷房・扇風機デビューされた方もいらっしゃるのでは?

NITE(ナイト:独立行政法人 製品評価技術基盤機構)によると、

6月は冷房機器による事故発生件数が、最も多い時期だそうです。

しかも、その半数が火災をともない、残念なことに死者を出すことも…。

 

 

 

事故が起きる主な理由は?

「使い始める前に、綺麗にしよーっと!」と洗浄した結果、

電気系統部分に洗剤が残ってしまったことによる発火と、

長らく捻じれたままになっていたコードを、そのまま使用したことによる発火

洗浄前・使用前には取扱説明書を読み返し、正しい使用を心がけましょうね。

また、長く使っているものの場合には、

試運転時に少しでも異常を感じたら、新しい物を購入することも考えましょう。

 

 

エアコンの試運転の方法

機種により異なる部分もありますが、

一般的な試運転の方法を記載しておきます。

(試運転時には、必ず取扱説明書を確認してくださいね)

 

 

まず、エアコンを最低温度に設定し10分程 運転します。

冷風がしっかりと出てくるか・異常ランプの点滅はないかを

確認したら、次のステップへ。

つづけて30分程 運転しても、

水漏れ・異音・異臭がないことを確認しましょう。

 

 

それぞれのステップで、もし異変を感じることがあれば

すぐに修理の依頼をすることをお勧めします。

なんせ7月は、冷房機器の修理依頼が最も混み合う時期ですから…!

いざ使いたいと思ったときに試運転するのでは遅い

ということも覚えておきましょう。

 

 

 

設計段階から火事を予防する

ちなみに、火災に強い建物を考えるには、

近隣からのもらい火と内部出火の2方面のリスクを考えた設計が重要です。

 

文:吹井美奈子

TOP