2019.10.31
  • コラム

省エネ・創エネ、そして畜エネ

いま子どもたちの教育・学習は、

私たちが小さかったころと大きく変わっていて

英語やプログラミングの授業が当たり前のように行われています。

英語はまだしも、プログラミングを使う人生なんて一握りだろ」と

思われる方もまだまだいるそうですが、果たしてそうでしょうか?

 

 

 

教育に盛り込まれたということは、

プログラミングはできて当たり前の世代が登場してくるということ。

これって、プログラミングをできない世代にとってはなかなかの脅威ですよね。

 

 

 

建築とプログラミングの関りとは?

建築に関係する身近なところでいえば、

タブレットやスマートフォンを用いて

家じゅうのエネルギーをコントロールするようになっていること。

 

コントロールパネルを常に携帯・確認できるようなものなので、

外出先から冷暖房のON・OFFをすることもできる便利さがあります。

これも簡単なプログラムを組むことで、より使いやすいものにすることが可能。

 

 

 

そもそもスマートフォン世代で生きている若者にとっては、

アプリで何かを管理・確認することに対し、何も抵抗はないのでしょう。

 

 

 

政府の方針、ご存知ですか?

省エネルギーと創エネルギーを組み合わせることで

一次エネルギーの消費量が差し引きゼロになる住宅

ネット・ゼロ・エネルギーハウス(ZEH)を

政府は2020年までに標準的な新築住宅として推進していく方針を打ち出しています。

 

 

2020年はもうすぐそこ、どんな風に変わっていくのですかね。

省エネルギーと創エネルギーには、

大容量のソーラー蓄電池や

HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)などが必要不可欠となってきます。

 

先に述べた、タブレットで家じゅうのエネルギーを

コントロールする話もここに繋がりますね。

省エネ・創エネ、そして畜エネ。3つのエネルギーを賢くマネジメントしていきましょう!

 

 

 

時代に即した賢い備えを

これから寒くなる時期。

大きな災害等で電気がストップしたことを考えると、

電力の自給自足をすることができる家にしておくに越したことはありません。

エネルギー価格の上昇・災害による停電にも強い家を目指しましょう。

 

文:吹井美奈子

2019.10.15
  • コラム

弾丸、富山建築巡り

先日、富山へ弾丸の建築巡りをしに行ってきました。

まず私の建築巡りは、高いところに登ることから始まります。

今回は、呉羽山公園展望台へ行き、富山市内を一望。

目につく高い建物や、大きな川・新幹線の通る場所などの

位置関係をざっと把握したら、いざ目的の建築へ。

 

 

 

隈研吾氏設計のTOYAMAキラリと呉音と見に行くと、

東京オリンピックの開催競技場の設計者であるためか観光客がわんさか!

建築の写真を撮っている方がたくさんいて、

「お!これを機に建築好きが増えないかな?」と淡い期待を抱いてみたり。

 

 

それから、北陸最大の大伽藍である瑞泉寺も見に行きました。

瑞泉寺は彫刻の町 井波にあるので、参道に足を踏み入れると

コツコツコツという木を削る音があちこちから聞こえてきます。

いつまでも聞いていられるような、心地よい音が響きます。

 

速足での見学となりましたが、瑞泉寺 菊の門脇にある

「獅子の子落とし」もしっかりと見てきましたよ。

獅子の子落としは、井波彫刻の元祖といわれる田村七左衛門の作品。

井波に来たからには、これを見ずにして帰ることはできません。

 

 

 

富山の駅周辺や、そこから車で移動できる10分以内の範囲には

昭和20年に起きた空襲の被害を免れ

今なお残る建築の姿をいくつか確認することができました。

忘れてはならない、大切な記憶を継承する建物ですね。

 

文:吹井美奈子

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