森の中に建つ保育園を設計した。下部がRC造、上部がポリカを使用した木造である。小さいため扉などの仕切りを使わず、微妙なレベルの違いや壁のズレで空間を仕切っている。ジャングルジムのような保育園となった。
『光の満ちる駅舎』
田舎の街にある唯一の駅がこうであったら素敵だなと思うイメージを形にした。2階からは窓越しに街の風景や電車を見下ろすことができるパノラマを設置した。駅であると共に人々が集まるランドマークとなるだろう。
『 Night And Day』
この空間には夜と昼とで違う顔があります。
一つは昼間コーヒーや軽食を楽しめる若者からお年寄りまで利用できるカフェという顔と夜、お酒と音楽を楽しめる少し大人の空間という顔です。
7月上旬には西日本豪雨が発生し、
7月末には本州のほぼ全土に影響を及ぼすような、
東から西へと抜ける異常な台風が発生しましたね。
これが1ヶ月以内のできごとというのがまた恐ろしいところです。
天気予報用語の違い 気付いてますか?
雨が降らないことで水不足が騒がれる一方で、
災害規模の大雨が降るともうどうして良いのやら…。
みなさん、対策はばっちりですか?
まず雨の降り方表現をおさらいしましょう。
1時間での雨量が10~20mmだと、天気予報用語だとやや強い雨と表現されます。
これはザーザー降っている程度。
30~50mmだと激しい雨と表現される、バケツをひっくり返したような雨。
80mm以上だと、猛烈な雨と表現される
大規模災害が起きるきっかけとなるここ最近のような雨となるのです。
洪水や土砂災害を引き起こすきっかけは、この雨たち。
雨量のみならず、使い分けられる天気予報用語にも要注目です。
避難方法の違い 洪水と土砂災害
洪水からの避難は、立ち退きか垂直(上階への)避難。
土砂災害からの避難は、水平(避難所や高台への)避難か垂直避難。
またどちらともに、むやみに外出しない屋内待機も重要となります。
土砂崩れはの前兆現象には、斜面の膨らみ・雨水の流れた溝がある
斜面に浮きかけた石があるといった目に見えてわかるものもあります。
こういった現象を見かけたら、その場から離れることを考えましょう!
臨機応変に対応できるように、
有事の際のことを 家族や職場できちんと話し合っておきましょうね。
何より命が重要です。
厳しい暑さもまだしばらく続きそう。
塩分水分・休息をしっかり摂って、元気に乗り切りましょう!
昨年度に私は、1つ新しい立場を獲得しました。
それが“母親”という立場です。 今回は、母親になって初めてわかったことを1つご紹介します。
公共施設のトイレの通例
女性用トイレの話となります。
女性用トイレは、当たり前に全室個室。
ちょっと良いところになると、手洗い場のほかにパウダールームがついています。
ショッピングモールのトイレなんかには、 手洗い場に良い香りの石鹸や香水が置かれ、
「〇階でご購入いただけます^^」なんて、商品紹介の場として活用されていることも。
便座は、和式も時たま見かけますが、洋式が主流です。
画像にもあるように、赤ちゃん連れで入ることができるよう、
個室の一角にベビーシートが設置されていることがよくあるんですね。
このベビーシートが今回の問題点
ベビーシートは、大抵個室トイレの扉のロック横についているんです。
これまでの私は、何も感じることなく、 それを当たり前のこととして受け入れて生きてきました。
しかし、一母親となった今感じるのは、 このベビーシートの設置位置は間違っている!!ということ。
トイレの扉のロック脇にベビーシートがあると、
何と赤ちゃんがロックを開けようと手を伸ばすんです。
「鍵をいじっちゃダメ!待って、開けないで!待って、待って!!」
という 子連れママの悲痛な声を、この1年で何度耳にしたことか…。
建築は、優しさでできている
今回載せた画像は、トイレの扉から見て向かって奥に ベビーシートが設置された
ママにとって鍵を開けられる心配のない 安心できるトイレです。
もちろん、ドア横にも ベビーシートを設置できるだけのスペースはありました。
それでもドア横ではなく、奥に設置してあるということは 設計上で、
奥のほうが良いという結論が出たのでしょう。
こういったトイレが増えることを願います。
建築は、人を思うことでまだまだ優しくなれそうです。