2018.9.15
  • コラム

住宅建築専門用語

LDKといえば、リビング・ダイニング・キッチンのこと。

こちらは言わずもがな、

多くの方が知っている建築専門用語の1つです。

 

 

 

では、MBRとBRは何かお分かりですか?

あなたのお住まいにもあるはず。

正解は、メインベッドルームとベッドルーム。

MBRとBRによく付随しているWICは、ウォークインクローゼット。

(WICは、WCLと表記されているパターンもあります)

正解を知ると「なるほど!」と思われるのでは?

 

 

 

ここで少し変わり種を

では、上記に比べて認知度が落ちるであろう

UTってなんだかわかりますか?

正解はユーティリティー。主に住宅図面に多く表記され、

家事室として使われるなど、生活を豊かにする便利空間です。

 

 

 

構造体にも略称表記がある

S造といえば、鉄骨造。RCといえば、鉄筋コンクリート造。

SRCは、鉄骨鉄筋コンクリートです。

あまり略称表記は見受けませんが、木造はWと表記します。

 

 

 

 

知識として、また1つ建築を知ってもらうことで

建築がもっと皆さんの身近なものになれば幸いです。

 

文:吹井美奈子

2018.8.31
  • コラム

まちをよーく見てみよう vol.9

運転免許をお持ちの方なら、多くの物をご存知かもしれません。

今回は道路にあるさまざまなサインに関するお話です。

 

 

日本にある道路標識は、

案内標識・警戒標識 規制標識・指示標識・補助標識の

5つに分類できます。

国土交通省 道路標識一覧のページをリンクにしておきます)

 

 

いま簡単に道路標識と言いましたが、

道路標識とはポールの上や下に標識がついていて 道路の端や上に設置された、

みなさんお馴染みのあれのこと。

 

 

どうしてそんな当たり前な説明をしたかというと、

道路自体に描いてあるサインは、道路標識と呼ばないからなんです。

「そうなの?」と、びっくりされた方も多いのでは?

道路に描いてあるものは、路面標示と呼ばれ規制標示と指示標示に分けられます。

 

 

 

初めて見た路面標示

そしてようやく添付した画像の話にいくのですが、

先日初めましての路面標示を見つけたので、ご紹介しますね。

 

 

 

それが、ともしびゾーンという路面標示。

これ、神奈川県にしかないそうなんです。

しかも調べてみると、2006年に廃止されているとのことで、

もう現存しているものが消えてしまったら一生見ることのできないもの。

(画像の路面標示も消えかかってますね…)

 

 

 

ともしびゾーンとは?

高齢者や障がい者といった交通弱者が多い地区であることを

運転者へ知らせるため、

注意喚起を目的として名付けたものだそうです。

ちなみにこの名称は、県の行政施策 ともしび運動 からきています。

 

 

 

ご当地サインって他にもあるの?

知らなきゃ何のことかわからない路面標示でしたが、 調べてみて少しスッキリ。

レアなものに出会えたという興奮もありました。

ご当地サインって他にもあるんですかね?

ご存知の物があれば、ぜひ教えてくださいね。

 

 

文:吹井美奈子

2018.8.15
  • コラム

雨がもたらす自然災害

7月上旬には西日本豪雨が発生し、

7月末には本州のほぼ全土に影響を及ぼすような、

東から西へと抜ける異常な台風が発生しましたね。

これが1ヶ月以内のできごとというのがまた恐ろしいところです。

 

 

 

天気予報用語の違い 気付いてますか?

雨が降らないことで水不足が騒がれる一方で、

災害規模の大雨が降るともうどうして良いのやら…。

みなさん、対策はばっちりですか?

まず雨の降り方表現をおさらいしましょう。

 

 

 

1時間での雨量が10~20mmだと、天気予報用語だとやや強い雨と表現されます。

これはザーザー降っている程度。

30~50mmだと激しい雨と表現される、バケツをひっくり返したような雨。

80mm以上だと、猛烈な雨と表現される

大規模災害が起きるきっかけとなるここ最近のような雨となるのです。

洪水や土砂災害を引き起こすきっかけは、この雨たち。

雨量のみならず、使い分けられる天気予報用語にも要注目です。

 

 

 

避難方法の違い 洪水と土砂災害

洪水からの避難は、立ち退きか垂直(上階への)避難。

土砂災害からの避難は、水平(避難所や高台への)避難か垂直避難。

またどちらともに、むやみに外出しない屋内待機も重要となります。

 

 

 

土砂崩れはの前兆現象には、斜面の膨らみ・雨水の流れた溝がある

斜面に浮きかけた石があるといった目に見えてわかるものもあります。

こういった現象を見かけたら、その場から離れることを考えましょう!

 

 

 

臨機応変に対応できるように、

有事の際のことを 家族や職場できちんと話し合っておきましょうね。

何より命が重要です。

厳しい暑さもまだしばらく続きそう。

塩分水分・休息をしっかり摂って、元気に乗り切りましょう!

 

文:吹井美奈子

2018.7.31
  • コラム

立場が変わって初めてわかったこと

昨年度に私は、1つ新しい立場を獲得しました。

それが“母親”という立場です。 今回は、母親になって初めてわかったことを1つご紹介します。

 

公共施設のトイレの通例

女性用トイレの話となります。

女性用トイレは、当たり前に全室個室。

ちょっと良いところになると、手洗い場のほかにパウダールームがついています。

ショッピングモールのトイレなんかには、 手洗い場に良い香りの石鹸や香水が置かれ、

「〇階でご購入いただけます^^」なんて、商品紹介の場として活用されていることも。

便座は、和式も時たま見かけますが、洋式が主流です。

画像にもあるように、赤ちゃん連れで入ることができるよう、

個室の一角にベビーシートが設置されていることがよくあるんですね。

 

このベビーシートが今回の問題点

ベビーシートは、大抵個室トイレの扉のロック横についているんです。

これまでの私は、何も感じることなく、 それを当たり前のこととして受け入れて生きてきました。

しかし、一母親となった今感じるのは、 このベビーシートの設置位置は間違っている!!ということ。

トイレの扉のロック脇にベビーシートがあると、

何と赤ちゃんがロックを開けようと手を伸ばすんです。

「鍵をいじっちゃダメ!待って、開けないで!待って、待って!!」

という 子連れママの悲痛な声を、この1年で何度耳にしたことか…。

 

建築は、優しさでできている

今回載せた画像は、トイレの扉から見て向かって奥に ベビーシートが設置された

ママにとって鍵を開けられる心配のない 安心できるトイレです。

もちろん、ドア横にも ベビーシートを設置できるだけのスペースはありました。

それでもドア横ではなく、奥に設置してあるということは 設計上で、

奥のほうが良いという結論が出たのでしょう。

こういったトイレが増えることを願います。

建築は、人を思うことでまだまだ優しくなれそうです。

 

文:吹井美奈子

 

2018.7.15
  • コラム

夏こそ小掃除!

「観測史上最速の梅雨明け」という言葉を

 

TVから聞いたくらいに あっという間に梅雨が終わり、夏の天気ですね。

 

みなさん、体調を崩されてはいらっしゃいませんか?

 

 

休みの日でも暑さを理由(言い訳?)に、

 

室内にこもっている日が増えた方も多いのでは?

 

そんな方におすすめなのが、掃除・掃除・掃除です!

 

「暑くて動くのが嫌だから室内にいるのに、掃除なんて…」と

 

思われた方も多いことでしょう。

 

ですが、7・8月というのは、とても掃除にむいている季節なんですよ。

 

 

夏の気候が掃除に大活躍!?

 

気温が上がることで油がやわらかくなるので、

 

油汚れは落ちやすくなるので台所掃除にはピッタリ。

 

日照時間も長いので、さまざまな物を洗っても

 

日当たりの良いところに干しておけばすぐに乾きます。

 

掃除をすることで、汚れだけでなく

 

故障や劣化を早期に発見できることもあるやもしれません。

 

 

頑張りすぎないことを大切に

 

我が家では、掃除機をかける等の毎日のルーティーンのほかに

 

1箇所 注力して綺麗にすることを心がけています。

 

(我が家ではこれを、大掃除ならぬ小掃除と呼びます。笑)

 

先日は、台所の換気扇の蓋を外して、内部までしっかりと磨き上げました…♪

 

 

大掃除は、やることを1日にぎゅっとまとめるので

 

頑張れる面がありますが、これが毎日となると続きませんよね。

 

小掃除なら、1日1箇所で良いので、頑張るハードルが低く何となくで続きます。

 

 

クーラーの上、綺麗ですか?

 

いまこの文章を、冷房の効いた快適な室内で読んでいる方。

 

その冷気を送ってくれるクーラーは、綺麗ですか?

 

内部の掃除はプロに任せたほうが良いですが、

 

天井とクーラーの隙間の掃除なら、今すぐ自分でできるはず。

 

 

普段なかなか掃除しないところですから、埃が積もっているかも。

 

ぜひこの画面を閉じたら、クーラーの上をチェックしてください。

 

あなたのこの夏の小掃除の始まりです!

 

 

文:吹井美奈子

TOP